北海道立近代美術館

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中谷有逸《碑・古事記(オキナガタラシヒメとその御子)》2014年

展示室A

【近美コレクション】おはなし美術

 わたしたちの周りには、たくさんの「おはなし」が存在します。古くから伝わる説話、本に記された物語や、誰かに聞いてもらうためにまとめられた事柄、スピーチや対話など、その内容や形式、方法は多岐にわたります。おはなしとは何らかの物事や物語を伝え、また互いの思いや考えを伝え合う「コミュニケーション」そのものといえるのかもしれません。
 この展覧会では、おはなしを一つの糸口としながら、美術の世界をたのしくご覧いただきます。おはなしとともに描かれた絵本、かけことばを取り入れた浮世絵、説話をモチーフとする絵画やイマジネーションゆたかな版画連作など、おはなしをめぐる多彩な作品をご紹介し、その内容や表現の工夫をやさしく読み解きます。また立体作品を手でふれて、かたちや質感を味わっていただくコーナーも設けます。
 「おはなし美術」をとおして、わたしたちと美術がもっと仲良くなれますように・・・!

会期
2025年12月13日(土)~2026年4月12日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(1/12、2/23を除く)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)、2月17日(火)~20日(金)、2月24日(火)
※2月17日(火)~20日(金)は展示替え等のため全館休館。

2025.12.13(土) - 2026.04.12(日)

イワタルリ《No.220402》(部分)2022年、作家蔵

展示室B

【特別展】イワタルリ展

息づくガラス

 イワタルリは、日本の現代ガラスを代表する作家の一人です。1951年に東京で生まれ、祖父が日本のガラス工芸の先駆者である岩田藤七、父・久利と母・糸子もガラス作家という環境で育ちました。ガラス専攻がまだなかった東京藝術大学および大学院で鋳金を学び、大学院修了後はガラス造形家としての道を歩み始めます。
 イワタルリの作品は、ガラスがそこに「在る」という存在感を大切にし、素材の特性や可能性を追究したものです。大きく二つのタイプに分けることができ、「立体作品」「工芸作品」と称されています。立体作品は、キャスト(鋳造)の技法による淡い緑色を帯びたガラスと、黒い鉄などの異素材とを組み合わせたものです。無駄を削ぎ落したガラスの塊は、力強く静謐な空間を生み出し、ガラスという素材が持つ可能性を示しています。工芸作品は宙吹きの技法を用いて作られ、自在な形と透明あるいは赤や黒といった鮮やかな色の肉厚の器で、豊かな量感がしなやかに空間と調和します。本展では、そうした創作の両面からイワタ芸術の造形世界の魅力を探ります。

会期
2025年12月13日(土)~2026年2月15日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(1/12を除く)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)

会場
北海道立近代美術館 展示室B

2025.12.13(土) - 2026.02.15(日)

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