北海道立近代美術館

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北海道新聞創刊80周年 聖徳太子1400年御遠忌記念

【特別展】国宝・法隆寺展

国宝《菩薩半跏思惟像》飛鳥時代・7世紀、奈良・中宮寺蔵(撮影・三好和義)

 聖徳太子は、仏教の信仰に篤く、法隆寺や四天王寺を建立したと伝えられます。2021年に、太子1400年御遠忌を迎えたことを記念し、法隆寺、中宮寺および太子ゆかりの奈良・斑鳩の諸寺に伝わる宝物をご紹介します。
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2022.09.03(土) - 2022.10.30(日)

※前期09.03(土) - 10.02(日)、後期10.04(火) - 10.30(日)

概要

1400年の祈りと信仰の美術、奈良・斑鳩から札幌へ

 令和3年(2021)に行われた聖徳太子1400年御遠忌を記念し、このたび「国宝・法隆寺展」を開催いたします。
 聖徳太子は推古天皇を補佐して遣隋使派遣、憲法十七条の制定など様々なまつりごとを行い、その多くが日本初とされています。また、太子は仏教の信仰に篤く、法隆寺や四天王寺などを建立し、仏法興隆の道をひらきました。なかでも法隆寺は、世界最古の木造建造物群である現在の西院伽藍をはじめ、7世紀の美術を今日に数多く伝えており、その価値は我が国第一号の世界文化遺産として、世界に広く認められています。
 太子の住まいである斑鳩宮に隣接して建立された法隆寺は、古来より人々の信仰を集め、1400年以上にわたり法灯を守り続けてきた太子信仰の寺です。法隆寺には太子の姿を表した像や絵画、太子が愛用したとされる宝物が伝えられ、まさに太子の遺徳を偲び、太子に祈る寺であると言えます。
 本展では、法隆寺、中宮寺および太子ゆかりの斑鳩の諸寺に伝わる多数の国宝・重要文化財を含む前後期計約40件の宝物を紹介します。それらの魅力を存分に味わうことのできる、またとない機会となるでしょう。

出陳目録

主催

法隆寺、北海道立近代美術館、北海道新聞社、テレビ北海道、日本経済新聞社

学術協力

奈良国立博物館

後援

北海道、札幌市、札幌市教育委員会

協賛

アインホールディングス、さっぽろ脊椎外科クリニック、ダイキン工業、大和ハウス工業、つうけんグループ、ニトリホールディングス、NIPPON EXPRESSホールディングス、よつ葉乳業

協力

エプソン販売、金澤製作所、大光電機

観覧料

一般:1,800(1,600)円、高大生:1,000(800)円、中学生700(500)円
※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)
・アートギャラリー北海道相互割引料金

近美コレクションとの共通券/一般:2,000円、高大生:1,050円(当日券のみ)
※近美コレクションは65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方などは無料。

無料になる方
小学生以下(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。

関連事業

講演会

「法隆寺−聖徳太子信仰の寺−」

日時:9月3日(土)13時~(約90分、開場12時30分)
講師:内藤栄氏(本展総監修・大阪市立美術館館長)
会場:当館講堂(要観覧券)
定員:100人

※当日11時30分より、観覧券(半券可)をご提示の方に整理券を配布します。

見どころ解説

日時:10月2日(日)、23日(日)各日14時~(約30分間、開場13時30分)
講師:当館学芸員
会場:当館講堂(聴講無料)
定員:200人

※日本博物館協会のガイドラインの変更に伴い、定員を100名から200名に変更します(10月16日)。

関連リンク

作品紹介

出陳作品の一部をご紹介します。クリックで拡大します。