北海道立近代美術館

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UHB北海道文化放送開局50周年・北海道新聞創刊80周年記念事業 ドレスデン国立古典絵画館所蔵

【特別展】フェルメールと17世紀オランダ絵画展

ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復後) 1657-59年頃 ドレスデン国立古典絵画館 © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische

 フェルメールの初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》。このたび修復によって塗り潰されていた背景のキューピッドが現れ、描かれた当時の姿を取り戻しました。本展では、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館に次いで世界に先駆けて公開。所蔵館以外での公開は世界初で、北海道は東京を経て国内2番目の会場になります。また、あわせて同館が誇る17世紀オランダを代表する名品約70点を展示します。

展示室内は、所蔵館(ドレスデン国立古典絵画館)と同じ温度(21℃)に設定しています。
2022.04.22(金) - 2022.06.26(日)

概要

 17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメール。写実的かつ綿密な空間構成と美しい光と影の表現で世界中から愛される作家です。
 寡作で知られるフェルメールの初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》を、この度日本でご紹介いたします。本作の背景にキューピッドの画中画が描かれていることは、1979年の調査で判明していましたが、長らくフェルメール本人が塗りつぶしたものだと考えられてきました。しかし、2017年から開始された専門家チームによる修復プロジェクトにより、この上塗りはフェルメールの死後、何者かによって行われたものであることが明らかとなり、フェルメールの描いた姿に修復されることとなったのです。
 本作は修復完了後、2021年9月から所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館で公開された後、日本で世界に先駆けて公開されます。北海道は東京を経て国内2番目の会場になります。本展では、ドレスデン国立古典絵画館がこの傑作を収蔵するきっかけになったザクセン選帝侯の貴重なコレクションを中心とし、フェルメールと同時代に活躍した巨匠レンブラント・ファン・レイン、ハブリエル・メツー、ヤーコプ・ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点もあわせてお楽しみいただきます。

作品リスト

主催

北海道文化放送、北海道新聞社、北海道立近代美術館

後援

ドイツ連邦共和国大使館、北海道、北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会

特別協賛

アース製薬

協賛

大和ハウス工業、NISSHA

北海道展協賛

さっぽろ脊椎外科クリニック、道民共済

協力

ルフトハンザ カーゴ AG、ルフトハンザ ドイツ航空、ヤマト運輸

北海道展協力

AIR-G' FM北海道

観覧料

一般 1,800(1,600)円 高大生 1,000(800)円、小中生 700(500)円

※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)
※小学生以下要保護者同伴

無料になる方
未就学児(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。

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