北海道立近代美術館

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【特別展】イワタルリ展

息づくガラス

イワタルリ《No.220402》(部分)2022年、作家蔵

 イワタルリは、日本の現代ガラスを代表する作家の一人です。1951年に東京で生まれ、祖父が日本のガラス工芸の先駆者である岩田藤七、父・久利と母・糸子もガラス作家という環境で育ちました。ガラス専攻がまだなかった東京藝術大学および大学院で鋳金を学び、大学院修了後はガラス造形家としての道を歩み始めます。
 イワタルリの作品は、ガラスがそこに「在る」という存在感を大切にし、素材の特性や可能性を追究したものです。大きく二つのタイプに分けることができ、「立体作品」「工芸作品」と称されています。立体作品は、キャスト(鋳造)の技法による淡い緑色を帯びたガラスと、黒い鉄などの異素材とを組み合わせたものです。無駄を削ぎ落したガラスの塊は、力強く静謐な空間を生み出し、ガラスという素材が持つ可能性を示しています。工芸作品は宙吹きの技法を用いて作られ、自在な形と透明あるいは赤や黒といった鮮やかな色の肉厚の器で、豊かな量感がしなやかに空間と調和します。本展では、そうした創作の両面からイワタ芸術の造形世界の魅力を探ります。

会期
2025年12月13日(土)~2026年2月15日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(1/12を除く)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)

会場
北海道立近代美術館 展示室B
2025.12.13(土) - 2026.02.15(日)

展示作品

観覧料

一般:1,200(1,000)円、高大生:700(500)円、小中生300(200)円
※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館・芸術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。
・アートギャラリー北海道相互割引料金(当館で相互割引実施館の半券をご提示の場合。)

上記2つの割引については、1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。

※北海道文化財保護協会割引は、通常料金から一般100円引き、高大生以下50円引き。

無料になる方

・未就学児、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)、児童福祉施設に入所されている方、老人福祉施設に入所されている方とその引率者、生活保護を受けている方。受付で手帳等をご提示ください。

会場での観覧券購入に、現金のほか次のクレジットカードと電子マネー等がご利用いただけます。

・クレジットカード:VISA、Master、JCB、Amex、銀聯
・電子マネー:iD、Edy、交通系IC全般、nanaco、楽天Edy、WAON、QUICPAY
・QRコード決済:auPAY、Alipay、Wechat、PayPay、LINEPay、dポイント、楽天ペイ、メルペイ

主催者等

主催

北海道立近代美術館

協力

制作美術研究所

後援

札幌市、札幌市教育委員会

関連事業

対談「姉妹で語る 岩田家ストーリー」

日時:12月13日(土)10:30~12:00

講師:イワタルリ氏(出品作家)、岩田マリ氏(ルリ氏令妹)

会場:イワタルリ展会場内(要観覧券)

定員:80名(先着順)

学芸員による見どころ解説

日時:1月10日(土)、1月17日(土)、1月24日(土)、1月31日(土) 14:00~(約30分、開場13:30)

講師:当館学芸員

会場:当館講堂(聴講無料)

定員:200名(先着順)

道銀文化財団 Art Ensemble #25・26〈事前募集制〉

日時:(1)1月10日(土) (2)1月17日(土) いずれも18:30~19:10

出演:(1)トリオ ユキバナ[山口貴寛氏(ユーフォニアム)、石郷岡こまち氏(フルート)、吉田妃菜氏(ピアノ)](2)古口絵理氏(ヴァイオリン)、井川太朗氏(クラリネット)、福森百伽氏(ピアノ)

会場:いずれも当館1階ホール(ハガキによる抽選)

お問合せ:道銀文化財団事務局 TEL 011-233-1029