北海道立近代美術館

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【近美コレクション】山川草木 美は自然に宿る

 美術の世界では、東西を問わず、古くから自然の事物や諸相を主題として、さまざまな表現が生み出されてきました。時代や地域によって表現は異なるものの、そこにはそれぞれの自然観や美意識、個性がたち現れています。
 この展覧会では、はじめに、人を包み込むようにやさしく、あたたかく描かれた自然を紹介。日本の自然描写には、人々の感情を投映し情緒的に描かれたものが多く見られます。そこには山川草木という、あらゆる自然の存在に対し信頼を寄せ、共存していこうとする、親愛の情を見ることができるでしょう。また四季折々、さまざまな美しさを醸し出す大自然の表情をとらえた作品には、自然を生きているものとして、生命感を宿したような風景表現が多く見受けられます。そして最後に、大いなる大自然の生動感やエネルギーを放出するような作品群を紹介。
 画家たちの自然との交感は、神秘的な現象との出会いも呼んで、荘厳を備え、圧倒的な表現も生み出してきました。このように、さまざまに描かれた自然表現のありようを鑑賞することで、画家たちの自然に対する考え方やまなざしを読み解くことができるよう構成しました。

会期
2020年7月11日(土)~2020年9月6日(日)
※当初予定2020年7月4日(土)~2020年9月6日(日)

会場
展示室B
2020.07.11(土) - 2020.09.06(日)

同時開催

なんちゃってカエル名画展

 なんちゃってカエル名画とは、北海道立近代美術館(キンビ)の展覧会で紹介された世界の名画を大胆なまでにカエル色に染めた、福士ユキコ(札幌生まれ)の創意あふれる作品たち。
 2009年から約10年にわたるキンビの歩みをふりかえりながら、カエル名画の魅力に迫ります。

協力:カエル屋珈琲店

この1点を見てほしい。

栗谷川 健一《古代オリンピック塔》1958年

主催

北海道立近代美術館

後援

札幌市、札幌市教育委員会