北海道立近代美術館

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【特別展】日本画家 羽生輝展 悠久の岬を望む

羽生輝《海霧(オダイト)》2001年 北海道立釧路芸術館蔵

釧路を拠点に活動を続ける日本画家・羽生輝。浜辺や湿原などを主題として、その地に住むものにしか捉えられない風景表現にこだわり、大画面へと描き出してきました。重厚な絵肌と鋭いタッチで生み出された、静謐で深遠な絵画世界を、代表作60点余りにより展覧します。
(※同時開催:この1点を見てほしい。吉川霊華《太上老君》)
2022.04.16(土) - 2022.06.26(日)

令和4年1月24日(月)から3月25日(金)までの臨時休館に伴い、「羽生輝展」の会期を上記のとおり変更しました。

概要

 1941(昭和16)年、東京に生まれた羽生輝は、7歳の頃に移り住んだ北海道、釧路を拠点に制作活動を続けてきた日本画家です。
 作品の主題は道東の浜辺に取材したものが多く、風雪厳しい北国の情景を、鋭く重厚な筆致によって描き出してきました。また近年は釧路湿原を主題とした連作を手がけ、雄大で穏やかな画風の新境地を拓いています。
 本展では、初期から近年までの代表作60点とともに、少年期の作品、海外取材作品、新聞連載挿絵原画、関連資料等をあわせて展覧し、半世紀以上に渡る画業の変遷をご紹介します。
 土地に生きることで、実感とともに捉えられてきた、人と自然のかたち。浜辺から湿原へと視線を移しながら、遥かなる岬を50年以上に渡って描き出してきた、羽生輝の日本画世界をご覧ください。

出品リスト

主催

北海道立近代美術館

観覧料

一般 1,000(800)円 高大生 600(400)円 小中生 300(200)円

※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)
・小学生以下は要保護者同伴

無料になる方
未就学児(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。
学校の教育活動による小学生、中学生、高校生、特別支援学校生(引率者含む。)の観覧は無料。

関連事業

対談 羽生輝・奥岡茂雄

画家・羽生輝と美術評論家・奥岡茂雄が画業を振り返りつつ、北海道の日本画について語ります。

日時:4月17日(日)14時~15時30分
会場:当館講堂(聴講無料)
定員:100人

みどころ解説

羽生輝展のみどころについて、学芸員がご紹介します。

日時:5月5日(木・祝)、5月29日(日) 各回14時~(約60分)
会場:当館講堂(聴講無料、開場は13時30分)
定員:100人

(同時開催)この1点を見てほしい。

5,800点以上の当館コレクションの中から1点を選び、多角的な研究を通して作品の奥深い魅力をご紹介します。

・吉川霊華《太上老君》1917年 

作品紹介

展示作品の一部をご紹介します。クリックで拡大します。