展覧会
Exhibitions
【近美コレクション】池田良二 展/一原有徳 展
〇池田良二展
池田良二(1947-)は根室郡根室町(現・根室市)に生まれました。武蔵野美術大学で油彩を学んだ後に銅版画の技法を独学。フォトエッチングを中心に様々な銅版技法を駆使し、アントニ・タピエス展に刺激を受け、タピエスをオマージュしたシリーズを制作します。1985年、母の死に伴い帰省した際に廃墟となっていた旧落石無線送信局と出会い、その外観と内観を撮影した写真を使用しはじめます。2004年以降は、「円環」をテーマに、焔、石、卵を使ったインスタレーションを撮影した写真を取り込むなど、生と死、存在と不在を暗示する独自の表現を確立しました。
本展では、昨年度当館で新たに収蔵した作品を交えて、初期から近作にいたる池田良二の銅版作品を紹介します。
〇一原有徳展
一原有徳(1910-2010)は徳島県に生まれました。3歳のときに家族とともに北海道に渡り、小樽を拠点に版画制作を行いました。1950年代後半より、石版石を使い一度しか刷れない技法である「モノタイプ」に着手します。その後も一貫してモノタイプを制作、あわせて金属凹版による実験的な版画作品やオブジェなど、さまざまな表現を追求し、国際的にも高い評価を得ています。その作品は抽象的な表現でありながら、鑑賞者の想像を刺激し、架空の物質世界へと誘います。
本展では、幅3mを超える大型の作品を含め当館の所蔵品を中心に、モノタイプ、金属凹版、オブジェと幅広い技法、表現による多彩な作品世界を紹介します。
会期
2021年3月27日(土)~2021年4月4日(日)
※当初予定2021年3月27日(土)~2021年3月31日(水)
会場
展示室A
池田良二(1947-)は根室郡根室町(現・根室市)に生まれました。武蔵野美術大学で油彩を学んだ後に銅版画の技法を独学。フォトエッチングを中心に様々な銅版技法を駆使し、アントニ・タピエス展に刺激を受け、タピエスをオマージュしたシリーズを制作します。1985年、母の死に伴い帰省した際に廃墟となっていた旧落石無線送信局と出会い、その外観と内観を撮影した写真を使用しはじめます。2004年以降は、「円環」をテーマに、焔、石、卵を使ったインスタレーションを撮影した写真を取り込むなど、生と死、存在と不在を暗示する独自の表現を確立しました。
本展では、昨年度当館で新たに収蔵した作品を交えて、初期から近作にいたる池田良二の銅版作品を紹介します。
〇一原有徳展
一原有徳(1910-2010)は徳島県に生まれました。3歳のときに家族とともに北海道に渡り、小樽を拠点に版画制作を行いました。1950年代後半より、石版石を使い一度しか刷れない技法である「モノタイプ」に着手します。その後も一貫してモノタイプを制作、あわせて金属凹版による実験的な版画作品やオブジェなど、さまざまな表現を追求し、国際的にも高い評価を得ています。その作品は抽象的な表現でありながら、鑑賞者の想像を刺激し、架空の物質世界へと誘います。
本展では、幅3mを超える大型の作品を含め当館の所蔵品を中心に、モノタイプ、金属凹版、オブジェと幅広い技法、表現による多彩な作品世界を紹介します。
会期
2021年3月27日(土)~2021年4月4日(日)
※当初予定2021年3月27日(土)~2021年3月31日(水)
会場
展示室A
2021.03.27(土) - 2021.04.04(日)
2020年度近美コレクション第5期_展示作品リスト
(PDF形式:972KB)
同時開催
日本のガラスー江戸から現代までー
江戸から明治・大正にかけての和ガラスにはじまり、岩田藤七と各務鑛三を先達とする昭和のガラス工芸作家、そして伊藤孚や扇田克也ら現代のガラス作家の作品により、日本のガラスの歩みをたどります。
この1点を見てほしい。
岩田藤七《水指・花》1972年
主催
北海道立近代美術館
後援
札幌市、札幌市教育委員会