今年度の展覧会
開催中の展覧会
手島圭三郎《鳥の樹》1977年 当館蔵
コレクション・セレクション 版画
Selected Print Works from the Museum Collection
当館では、北海道の東部地域から数多くの版画家が輩出していることにちなみ、近現代の国内外の版画を中心とした、すぐれたプリントアートを系統的に収集しています。版画やグラフィック・デザイン、写真、その他複製・印刷技術を用いた表現など広範な分野のプリントアート作品は、今日の複製文化社会を考える手がかりとなり、美術を通して社会を捉え直す視座の一つになると考えています。 本展では、プリントアート・コレクションの中でも、およそ半数を占める版画に焦点をあて、特に学校教育の教材の一つとして身近な技法である「板目木版画」をご紹介します。 彫刻刀が刻む凹凸で図像を表現し、インクで刷り上げる木版画。鋭く緊張感のある線と、木目を活かした温かみのある面が織りなす自然な風合いは、古くから日本人に愛され、絵画の複製技術として今日まで受け継がれてきました。作家たちの高い向上心によって磨かれた、卓越した技術と豊かな表現の数々をご覧ください。
※5/7~5/15休館
作品リスト
木村利三郎《City 434B"Information"》1997年頃 当館蔵
アメリカ版画展
The Power and Influence of American Prints
20世紀後半の美術における大きな出来事の一つとして、ヨーロッパを中心に紡がれてきたアートシーンが、アメリカへとその場を移していったことがあげられるでしょう。中でも、ニューヨークを中心に起こった革新的な美術運動によって、力強く明晰な発信力を持ったアートが、世界を席巻していきます。それは大きな潮流となって美術界に大きな影響を与え、続くアーティストが新時代を拓くきっかけを作りました。 本展では、北海道立帯広美術館の所蔵作品から、アメリカの美術シーンで大きな足跡を残したロイ・リクテンスタイン、ジェームズ・ローゼンクイスト、フランク・ステラらの版画作品に加え、その影響を受け自身の創作へと結実させた靉嘔、木村利三郎などの作品を交えて展示し、アメリカを中心として世界へと広がり、時代を変革した美術の流れをたどります。
作品リスト