Educational programs
学校教育等での利用
教育関係の皆様へ
函館美術館では、先生方に美術館活動を知っていただき、日常の教育活動にご活用いただくため、研修会の開催や、鑑賞学習プログラム等の提供に努めています。また、職場体験や博物館実習の受け入れ、オンラインアート教室の開催など、大学を含め様々な学校と連携し、教育普及事業を推進しています。
学校の授業や、地域の社会教育事業等で美術館の教育資源を積極的にご活用いただければ幸いです。
研修会
教員のための鑑賞研修
特別展ごとに開催する、先生方を対象とした小講義と解説つきの鑑賞研修です。
幼稚園から高校まで、幅広い校種の先生を対象として実施しています。
2022年度の開催日時
- 5月28日(土)「奈良原一高-王国 Domains」〈終了しました〉
- 7月30日(土)「魅惑の西洋近代絵画」〈終了しました〉
- 10月22日(土)「金子鷗亭と中野北溟」〈終了しました〉
- 1月21日(土)「道南美術のクロニクル」〈受付中〉
いずれも午前10時30分~(約1時間半)です。
- 会場
当館講堂・展示室 - 申込
展覧会ごとに申込みを受け付けます。「参加申込用紙」に必要事項を記入し、FAX又は電子メールでお申込みください。(1校につき2名まで)
道立函館美術館活用学習のための指導者研修
学校の長期休業中に開催する、先生方を対象とした研修会です。
講義、体験、ワークショップなどを通じて、多様な視点から学ぶことができます。
※夏季休業期間、冬季休業期間は未定です。
アート・カード
鑑賞学習用支援ツールの開発と活用
北海道教育員会では、学校における鑑賞学習をサポートするツールとして、アート・カード等の開発に取り組んでいます。
函館美術館では、実際にアート・カード等を活用したモデル事業を学校で実施していただき、指導案や資料を公開するとともに、当館の所蔵品により「道南版アート・カード」を作成しました。
鑑賞学習用支援ツール検討会議について
北海道教育委員会では、道内の児童生徒が、国内外のすぐれた作品や本道ゆかりの作家や作品に親しむことができ、かつ、鑑賞学習指導において教育を支援することができるよう、北海道造形教育連盟、北海道教育大学、道立美術館が連携し、道立美術館等が所蔵する作品を活用した鑑賞学習用の支援ツールを作成しています。
アート・カードを活用したモデル授業

平成28年度、渡島・檜山部会の取組として、渡島管内の4つの中学校にご協力をいただき、アート・カードを活用した鑑賞学習のモデル授業を実施しました。
詳細についてはお問い合わせください。
オンラインアート教室
北海道教育委員会では、道立美術館等の教育機能や所蔵品を活用し、美術作品にふれる機会の少ない地域等における鑑賞機会の拡充や子ども達の美術作品への理解促進を図るため、学芸員が児童・生徒を対象に、わかりやすく鑑賞の手ほどきや美術作品に関する講義を行っております。
函館美術館での講義方法につきましては、Zoomを活用したオンライン講義となります。
・開催時期
7月上旬~12月下旬
・実施管内
当館の実施対象エリアは、渡島・檜山管内です。
・対象・会場
小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校、特別支援学校
※Zoomによるオンラインでの講義が可能な環境が必要となります。
・申込方法
実施要項は、例年、所管する教育局・市町教育委員会を通じて通知されるので、市町教育委員会(道立学校は教育局)に申込書を提出してください。その後、実施校が決定されます。
博物館実習
学芸員資格取得希望者のために、博物館実習生を毎年夏季に若干名受け入れています。
受入条件等については、当館にお問い合わせください。
キャンパス・パートナーシップ制度
北海道教育委員会では、教育活動において美術館を有効に利用して、多くの学生が芸術作品を鑑賞する機会をもち、優れた芸術作品と出会うことにより情操を豊かにし、想像力を養い、芸術文化を理解する能力を高めることを目的として、「北海道立美術館キャンパス・パートナーシップ」制度を設けています。
大学等と道立美術館がパートナーシップを結び、メンバー校が年間観覧料を納めることにより、メンバー校の学生(大学院生、通信制課程、科目等履修生、研究生等を含む)は、次の措置を受けることができます。
- パートナー館の常設展の観覧
- パートナー館が開催する特別展を団体料金で観覧
- 10名以上の団体利用時の展示解説
- パートナー館の発行する刊行物等の提供
- その他、パートナー館が提供できる措置
承認期間は、年度(4月1日から翌年の3月31日まで)としていますが、年度途中の申請も可能です。
詳しくは、当館総務課までお問い合わせください。
鑑賞の手引き
鑑賞マナーの事前指導について
美術館は、本物に触れ、子どもたちの感動や発見を引き出す場であるとともに、公共のマナーや道徳の学習、異世代交流など、様々な教育要素をもつ場でもあります。
先生方には、ぜひ、事前に美術館の鑑賞マナーについてご指導いただくとともに、鑑賞を楽しむポイントをお示しいただくなどして、子どもたちの鑑賞の幅を広げていただければと思います。
次の資料をダウンロードしてご活用ください。