「うつくしき日本画」ギャラリートーク
日時:2026年5月31日(日)14:00~(約30分)
講師:牧野香里氏(日本画家/北海道教育大学函館校准教授)
会場:当館特別展示室
申込:不要
料金:無料 ※ただし展覧会の観覧料が別途必要です
■「うつくしきものは、いつも揺れている」
「日本画」「うつくしさ」――展覧会タイトルに並ぶ二つの言葉は、実はずっと揺れ動いてきました。朦朧体の登場時、大観と春草は「線を捨てた絵描き」と批判され、いまうつくしいとされる絵が、かつては醜いとされた時代もあります。大和絵から近代日本画、そして現代の表現へ。日本画家であり、大観・春草が興した日本美術院の系譜に連なる院友の立場から、巨匠たちが「日本画」と「美しさ」の輪郭をどう押し広げてきたか、作品を前にお話しします。
■講師プロフィール
日本画家/北海道教育大学函館校准教授
1986年神奈川県生まれ、函館在住
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、同大学院博士後期課程美術研究科日本画研究領域を修了。博士(美術)。
日本美術院院友。再興院展および春の院展への入選を重ねるほか、北海道美術協会(道展)では第95回記念道展記念大賞を受賞し、現在は会員として同協会の運営・審査に携わる。赤光社美術協会会友。赤光社美術協会賞、北海道新聞社賞、Seed山種美術館日本画アワード入選など、全国・地域の公募展で継続的に高い評価を得ている。国宝伴大納言絵巻現状模写事業、真言宗興願寺襖絵、天台宗大圓寺天井画などの制作にも携わってきた。
伝統的な日本画の技法と素材を基盤としながら、心象を主題とした現代的な表現を探究。函館を拠点に制作活動を続けるとともに、大学では図画工作・美術教育の指導にあたり、岩絵具を用いた学校教材の開発研究にも取り組んでいる。

