北海道立旭川美術館

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概要・沿革

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道立旭川美術館は、昭和57年7月に、旭川市民いこいの場である常磐公園内に開館しました。
道北地域の美術文化の拠点として、地域ゆかりの美術から国内外の美術まで、多彩な展覧会を開催し、地域に根ざしたさまざまな普及活動を行っています。
当館の特色として、森林資源に恵まれ、家具・木工産業なども盛んな地域であることから、木の造形作品(国内外の作家による木彫、木工芸、椅子など)の収集を行っていることがあげられます。また、道北地域にゆかりのあるすぐれた作家の絵画、版画、彫刻、工芸作品などを多数収集しています。

ミッション(使命)・運営方針(令和8年(2026年)3月24日館長決定)

【ミッション(使命)】
 人はだれでも、すぐれたアートをたのしむ力と権利を有しています。

 北海道立旭川美術館は、北海道北部(道北)地域の中核美術館として、美術作品の価値を調査・研究によってほり起こし、人をあたたかく迎え、感性と知を刺激する多様な創造力にふれられる機会をつくり出すとともに、それらの価値を次世代へ継承します。

 こうした基本的な活動を、社会の動きに柔軟に呼応しながら積み重ね、人々のこころに芸術への親しみとリスペクトを育んで、ともに成長していきます。

 そして人々の幸福感や充実感、地域への誇りと愛情が高まり、また、さまざまな領域で創造性が発揮されるとともに、異なる価値観を受け容れあうような、社会における活力とやさしさの向上に貢献します。

【運営方針】

ミッション(使命)達成するため、次の方針に基づき館を運営しています。

A 優れた作品の収集と保管

「道北の美術」及び「木の造形」を収集活動の柱とし、地域性と国際性を兼ね備えた系統的なコレクションを形成します。また、IPM(総合的有害生物管理)の進展や収蔵スペースの狭隘化、施設・設備の老朽化等を踏まえながら、適切な作品取り扱いと保管環境の整備・維持に努めるとともに、活用と保存を視野に入れた計画的な作品修復を進めます。

B 多彩で特色ある展示活動の充実

コレクションの展示にあたっては、道民の財産の価値を広く社会に共有する最重要の機会と位置づけ、その魅力と調査・研究の進展を伝えるように工夫します。また、特別展では、道北地方唯一の総合的美術館として、さまざまな鑑賞のニーズに応えつつ、人間と文化の多様性や共通性について理解を深める機会となるように、幅広い時代と分野のアートを紹介します。特に自主企画においては、独自性と普遍性を兼ね備えたテーマを設定し、ほり下げ、作品の新たな価値を発見し広く伝えます。

C 学習の場と美術情報の提供

個人の成長や年齢、個性に応じたラーニング・プログラムを、コレクションや展示内容、調査・研究成果と関連させながら企画・実施します。また、コレクションのデジタル・データ化とその公開を進めるとともに、ホームページやSNSを活用して、利用しやすく、魅力ある情報を発信します。

D 活動の基礎となる調査・研究の推進

コレクションをはじめとする美術、及び美術館活動に関する調査・研究を、これまでの蓄積と新たな知見の上に立って推進し、活動全般の信頼性と創造性を向上させます。調査・研究の成果については、展示の企画や出版等様々な形で公開・発信し、社会に還元します。また、学芸員の力とスキルの向上のために、幅広い分野の研修に参加します。

E 多様な主体との連携・協力による地域の活力向上

道北地方における中核美術館として、アートギャラリー北海道を推進します。また、地域の美術館や博物館、学校、諸団体等と互恵的な連携・協力関係を結び、互いの強みを活かしながら、利用しやすさの向上、さまざまな学びの機会の創出、市民との協働等を実現して、教育・文化活動を振興します。

F 安全で快適な滞在環境の提供

職員一人一人が来館者の目線に立ち、充実した時間を安全に美術館で過ごしてもらえるように、委託業者やボランティア団体と連携しながら施設の適切な維持管理と魅力向上に努めます。また、開館から45年近くを経て、施設・設備の老朽化や不備、美術館に対する社会の期待の多様化・高度化、共生社会の志向の高まり、DXの進展等の大きな変化をふまえ、利用者サービスと美術館運営の持続可能性実現に取り組みます。

沿革

1977(昭和52)年 7月 北海道発展計画(昭和53~62年)で公立美術館設置計画を策定
1979(昭和54)年 7月 道立地方美術館設置調査費を計上、道立地方美術館建設検討会発足
1979(昭和54)年 9月 道立地方美術館設置専門家会議発足
1979(昭和54)年 10月 北海道文化振興審議会に道立地方美術館設置構想を報告
1979(昭和54)年 11月 道立地方美術館設置基本構想を策定、第1号館を旭川市に内定
1980(昭和55)年 3月 道立旭川美術館(仮称)設計、建築費を計上
1980(昭和55)年 6月 道立旭川美術館(仮称)建築基本設計完了
1980(昭和55)年 8月 道立旭川美術館(仮称)建築実施設計完了
1980(昭和55)年 10月 道立旭川美術館(仮称)工事着工(10/17)
1981(昭和56)年 12月 道立旭川美術館(仮称)工事竣工(12/7 2,558m²)
1982(昭和57)年 4月 北海道立美術館条例の一部改正(4/5 条例第17号)により、「北海道立旭川美術館」を設置。
初代館長:秋山操
1982(昭和57)年 7月 美術館落成式・開館記念式典、一般公開(7/24)
1987(昭和62)年 6月 2代目館長:磯部保
1987(昭和62)年 7月 開館5周年記念(7/24)
1990(平成2)年 3月 第2収蔵庫増築工事竣工(154m²)
1990(平成2)年 9月 観覧者50万人(9/20)
1992(平成4)年 4月 3代目館長:高橋洋
1992(平成4)年 11月 常設展示室工事竣工(241m²)
開館10周年記念式典、常設展示室落成式、常設展示室一般公開(11/13)
1996(平成8)年 4月 4代目館長:飯島修
所蔵品展及び常設展の小・中・高校生の無料化実施
1998(平成10)年 8月 観覧者100万人達成(8/12)
2000(平成12)年 4月 5代目館長:佐藤武
2002(平成14)年 10月 開館20周年記念式典(10/26)
2004(平成16)年 4月 所蔵品展及び常設展の高校生有料化、ただし土曜日並びにこどもの日及び文化の日は無料
2006(平成18)年 4月 6代目館長:金丸浩一
2006(平成18)年 7月 観覧者150万人達成(7/28)
2012(平成24)年 4月 7代目館長:菅沼肇
2012(平成24)年 11月 観覧者200万人達成(11/2)
開館30周年記念式典(11/16)
2018(平成30)年 4月 8代目館長:梶浦仁
2022(令和4)年 7月 開館40周年記念(7/24)
2023(令和5)年 4月 9代目館長:野上義秀
2023(令和5)年 8月 観覧者250万人達成(8/16)
2025(令和7)年 4月 10代目館長:中村聖司